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がくしんとる

落ちたてほやほや。来年採用に向けて前を向く。

注意点まとめ(2)

申請書作成上の注意

・関連する研究との差別化。独創性を明確に。お前が何が違うのか、と。
・研究の意義、有用性を明確に。お前は何がすごいねん、と。
・研究計画の妥当性を明確に。ほんまにそんなことできんのか、と。
・「これまで注目されてこなかった〜〜」=新規性
・「これまでにないユニークな〜〜」=独創性
・「本研究が取り組むのは〜〜する挑戦的な課題である」=チャレンジング
・「〜〜が可能になる」=効果
・「〜〜にも波及効果が期待できる」=関連分野への影響力
・綿密な研究計画の立案
・研究題目は最近採用されたものを参考にする。
・業績欄から埋めていくと、「これまで」と「これから」が見えやすい。
・計画性はまじで重要。
・他分野の人に読んでもらうのだということを常に意識。
・大枠を書いてから埋める。大量に書いてから削る。これを繰り返す。
・いきなり一発目から完成版を仕上げようと思わない。無理。
・分野の全体像をつかめていることをアピール。
・比較を活用。
・具体的な数値をあげて違いを明確に。
・専門用語を使いたいときは「〜〜という○○」「○○は〜〜だが」という定義づけを。
・単純に。
・明瞭に。
・印象に残るように。
・常日頃から人に説明する訓練を。





注意点まとめ(1)

申請書作成上の注意

ネットで拾ったもの・人から聞いたもの とりあえず箇条書き

・わかりやすく書く。内容は簡潔に、表現は平易に。
インパクトのある、一発で意味の分かる言葉を使う。
・専門用語はなるべく使うな。読む気が萎える。
・太字・下線を効果的に使う。
・申請書の「研究の特色・独創的な点」(6ページ)大事。
・要約や大枠から提示→詳しく述べる、の流れを活用。
・ひとつの段落にはひとつのトピック。あれもこれも盛り込まない。
・一文を短く。接続詞を多用しない。
・まずは読んでもらうことを目指す。ソッコーで捨てられないように。
・自分の価値をアピールする。こんなにおもろいでっせ、育て甲斐ありまっせ、と。
・研究の実現可能性を訴える。こんなことがこうしたらできるんや!と。
・人に読んでもらう。そして何回も書き直す。何パターンか見比べてもらう。
・いろんな作文を短期間で大量に読むことを想像してみろ。
・視覚的に「あっ、これ読みやすいかも」と思わせろ。
・ぱっと見て「うわっ、これめんどくさそ。後回し」とか思われたらもう駄目。
・先行研究をちゃんと引用する。自分の研究分野マップを描けるか。
・フォントの大きさは12ポイント。

4. 年次計画

だめ申請書の敗因分析

4. 年次計画 のだめなところ

  1. 具体的に何を明らかにするか、はここで書くべきことではない。
  2. まず何をして、次に何をやって、どういう成果をあげるかという手順が不明確。
  3. 計画の具体性が足りない。

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1. 具体的に何を明らかにするか、はここで書くべきことではない

えっ、そこからかよ。自分でも思う。ここは「何をどのように明らかにするか」という方法を述べるところであって、何を明らかにするかの内容はすでに(2)の研究目的・内容で十分に述べているはずだし、そうでなければならない。何を明らかにするかより、研究とは具体的に何をするつもりなのか、を述べなければならない。当たり前だけど。


2. まず何をして、次に何をやって、どういう成果をあげるかという手順が不明確。

採用された申請書のなかには、箇条書きで淡々と書いているものも多い。しかしそれはそれで、大まかに言ってどういう作業をするつもりなのかが一目で見てとても分かりやすい。自分の申請書は、「〜〜といった」「〜〜など」という言葉で調査範囲をぼかしてしまっており、いい加減に見える。「あれもこれも」の気持ちにはなるが、ここは思い切って手段を絞り、明確にすべき。

3. 計画の具体性が足りない。

理系だと実験の過程、文系だと文献の名前。研究においてどこから手をつけ、どういうふうに進めていくのか想像力をはたらかせて考える。そして自分が来年、再来年、何をどうしているのかを千里眼で見る。

 

こうして見てみると、どれだけ初歩的なことができていないかが分かる。情けないかぎりだけど、今日から申請書ぼつぼつ書いていく。また作成中に気づいたことがあったら随時更新。

3. これからの研究計画 (3) 研究の特色・独創的な点

だめ申請書の敗因分析

3. これからの研究計画 (3) 研究の特色・独創的な点 のだめなところ

  1. 一文が長い。狭いスペースにみっちり書き込もうとしすぎ。
  2. ただ、我ながらこの箇所はうまく書けているほうだと思う。

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1. 一文が長い。狭いスペースにみっちり書き込もうとしすぎ。

「〜〜〜だが、〜〜〜であり、〜〜〜である」とか、「〜〜〜では〜〜〜だが、〜〜〜の点では〜〜〜である」という長ったらしい文章が多い。あとは、「一線を画す」とか「軌を一にする」とか、小難しい表現を使ったのもまずかったと思う。「同じ」と「異なる」で十分だったのに。


2. ただ、我ながらこの箇所はうまく書けているほうだと思う。

採用された申請書を見ていると、この箇所の書き方はさまざま。たとえば、項目ごとにはっきりと分ける(①、②、③と番号をふってどこに何が書いてあるか明示する)か、あるいは段落を分けるだけにするか、予想される成果を箇条書きにするかしないか、などの違いがある。自分の申請書も、形式だけ見れば問題ないと思う。が、文章に素直さが足りないことと、内容のパンチ力のなさのせいで、魅力が感じられない。

3. これからの研究計画 (2) 研究目的・内容

だめ申請書の敗因分析

なんと・・・年明けてるし・・・しかももう2月だし・・・
誰だ10月中に見直しするとほざいていたやつは・・・
11月から1月にかけて色々ありまして、学振のこと完全にサボってました。

ただ、この間、助成金の申請書やら研究計画書やら発表原稿やら論文やらをいくつか書く機会があり、それなりに考えはまとめていたので、その経験を活かしつつ今年の申請書を仕上げていきたいと思います。どんな人がこんなとこ覗いていらっしゃるのか知らないけど。


3. これからの研究計画 (2) 研究目的・内容 のだめなところ

  1. 研究目的、研究方法、研究計画を一箇所にまとめている。
  2. 研究内容に紙面の3/4を割いており、詳しく書きすぎている。
  3. 太字で強調している研究の小テーマが簡潔ではあるが、分かりにくい。
  4. 無駄な言葉が多い気がする。まわりくどい。
  5. 研究目的を細分化したため、目的が定まらずに散らばっているように見える。

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1. 研究目的、研究方法、研究計画を一箇所にまとめている。

目的と方法とを分け、明確に述べるべきだった。すべてがまとまっているので、どこからどこまでが目的で方法なのかがひと目で分からない。目的1→方法1→目的2→方法2→目的3→方法3、という書き方よりも、目的と方法とをまとめて示したほうが読みやすい。

2. 研究内容に紙面の3/4を割いており、詳しく書きすぎている。

専門的な割には、研究内容から「研究計画」がさっぱり見えてこない。具体的に誰の何を参考にしながら、どこの何を明らかにするのか、その道筋がはっきりしない。そもそも、1/4の文章のうちに詰め込んだ研究計画など「計画」と呼ぶには値しないわけで、研究内容のところで具体的な計画を提示するべきだった。

3. 太字で強調している研究の小テーマが簡潔ではあるが、分かりにくい。

概念をただいたずらに弄しているだけに見える。ある概念を扱い、その意義や中身を明らかにしたい、ということを述べているだけで、なぜその概念を扱うべきなのか、という根本的な研究動機が分からない。仮に自分が使っている言葉を別の専門領域のタームに置き換えてみたらと考えると・・・いかに無意味なことをぐだぐだと説明していることか。

4. 無駄な言葉が多い気がする。まわりくどい。

たとえば、「AとBの関係性」と書けば済むところを、「AとBはどのような関係にあるか」というふうに書いていて、まわりくどいし、スペースの無駄遣いをしている。本当は書かないといけないことが他にもたくさんあるのに、なぜか字数稼ぎをしているように見える。

5. 研究目的を細分化したため、目的が定まらずに散らばっているように見える。

大きな研究目的より、年ごとの計画に合わせて細分化した目的のほうが目立ってしまい、「あれもこれも」状態になっている。研究目的を分けるより、ひとつの研究目的に対して計画を分けて書くほうが明らかに分かりやすいし、自分が結局のところ何をしようとしているのかを読み手に印象づけられると思う。

 

申請書5ページの②のところに、「どのような計画で、何を、どこまで明らかにするのか、具体的に記入してください」とあるが、素直にこの通りに書けばいい。①の「研究目的、研究方法、研究内容について記述してください」という指示を、②に照らして分かりやすく書くなら、「とにかく何のために、どうやって、何をするのか明確に書け(具体的な計画についてはそのあと書いたらいいからさ)」ということである。

今更何を言っているんだという感じだが、これを忠実に守らないがために、去年はぐだぐだの申請書になってしまったのだ・・・。

3. これからの研究計画 (1) 研究の背景

だめ申請書の敗因分析

「学振」と検索してあちこち回っていると、ときにはグサリとくるものにも出くわします。「取れないほうがおかしい」「『申請書の書き方』など別に見る必要もないほど当たり前のものばかり」「学振とか余裕。自分も周りもみんな通ってる」等々。よほど優秀な方々なのでしょう、世界的権威になられる日が楽しみです(棒読み)。

さて、申請書の検討の続きです。前回と同様、気づいた点を箇条書きします。

3. これからの研究計画 (1) 研究の背景 のだめなところ

  1. これまでの研究とこれからの研究との関連性が不明確
  2. 内容が専門的になりすぎている
  3. 現時点で問題がどこまで把握できているか曖昧
  4. 問題点を複数書いているため、結局研究のゴールは何なのかが分からない

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1. これまでの研究とこれからの研究との関連性が不明確

「これまでは〜〜〜を研究してきた。そしてこの研究は・・・によってさらに発展させることができる」と書くだけで、過去と未来のつながりがさっぱり見えてこない。なぜこのような書き方をしてしまったのか。

2. 内容が専門的になりすぎている

これからの研究が、このテーマの先行研究の中でどのように位置づけられるのかが書かれていない。これから取り組む問題が「なぜ問題なのか」を細かく書きすぎていて、「これまでどう対処されてきたか」「この問題をどう解決するか」「解決した暁にはどういう貢献ができるか」の部分がおそろしく弱い。

3. 現時点で問題がどこまで把握できているか曖昧

専門的で込み入った内容であり、見る人が見れば分かってもらえるかもしれないが、専門外の人が読んだらなんのこっちゃだと思う。たとえば「Aの問題はBと関係しており、Cを明らかにするためにはDを深く考察せねばならない」という文のA〜Dがすべて「特定の専門家でないとピンとこない概念」になっている。A〜Dがせめて学問領域や一般的な問題であれば、問題意識もより明確に伝わったはず。

4. 問題点を複数書いているため、結局研究のゴールは何なのかが分からない

ここは結局、今後2年間で進める研究計画の杜撰さの表れだと思う。軸がぶれているようにしか見えないし、しかもスケールが大きすぎておよそ2年では達成できそうにないテーマを2つもぶち上げたかたちになってしまっている。

・・・ダメすぎる。3・4月の自分は一体何を考えていたのか・・・

2. 現在までの研究状況

だめ申請書の敗因分析

週明けからと言いながら火曜日になってしまいましたが、今日から申請書の比較をしていきたいと思います。比べるのは、今回の自分の申請書と、ネットで見ることができる採択された申請書。全部で7ページ。1日1ページずつチェックして、この1週間でまず気づいたことを書いていきます。1日1ページはやはり無理がありました。今月中に終わらせるのを目処に進めていきます。

参考にさせていただいたのは以下のサイト▽


同サイトで提供されている「そこそこテンプレート」も参照します。そもそも自分の申請書は60点に到達しているのかどうか・・・。単なる怠慢ですが、これまで申請書をそれほどたくさんの先例や形式に関するチェックリストに照らし合わせて丁寧に見たことはありませんでした。そやから落ちるんや。

2. 現在までの研究状況 のだめなところ

  1. 問題意識が明確でない。
  2. 何が問題なのか、ページの真ん中あたりまで読まないと分からない。
  3. 書くべき項目の順序が前後している。
  4. それぞれの項目と本文の対応関係が見えづらい。
  5. 字が小さい。
  6. 先行研究の出し方がいかにもサーベイの不十分さを露呈している。

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1. 問題意識が明確でない。

まず、「・・・を研究してきた」と最初に打ち出す一文が非常に回りくどい書き方になっている。そして、なぜその研究をしているのか、の理由が直後に書かれていない。しかも、テクニカルタームを説明なしにそのまま放置してしまっている。

2. 何が問題なのか、ページの真ん中あたりまで読まないと分からない。

これは非常にまずかった。自分の研究がなぜ必要なのか、そのテクニカルな理由(つまり現在の研究の問題点)が読み始めてすぐに出てこないと、読み手としては「冒頭と関係のないことを読まされている」とうんざりしたことと思う。

3. 書くべき項目の順序が前後している。

「これまでの研究の背景、問題点、解決方策、研究目的、研究方法、特色と独創的な点、これまでの研究経過及び得られた結果」をすべて書く、というのは鉄則だと言われているが、何を血迷ったか順番を入れ替えてしまった。これでは本当にすべての項目が書かれているのか上から読んでも分からなかっただろう。

4. それぞれの項目と本文の対応関係が見えづらい。

これも大変まずかったと思う。全項目を書いたはいいが、その対応関係が非常に見えにくい。素直に項目ごとに分けて書いておけばよかったと後悔。項目ごとに分けずにみっちり書いていて採択された申請書もあるが、その理由は業績欄を見たら納得できる。

5. 字が小さい。

10.5ptで行間にゆとりをもたせて書いたが、それでもやはり読みにくいかもしれない。採択された申請書にはそれくらいの大きさで、しかもより狭い行間で書かれたものもあるが(やはり業績がすごい)、やはり読みやすさを重視するならもっと大きな字(11-11.5pt)で書くべきだった。

6. 先行研究の出し方がいかにもサーベイの不十分さを露呈している。

先行研究と自分の研究との関係が見えづらい。先行研究の大枠を整理し、自分の研究がそのなかのどこに位置付けられるのかをもっと明確に打ち出す必要があった。自分の研究<それが求められる背景<他の研究のアプローチ<先行研究の主潮や方向性<領域全体の問題<現代社会の問題、という中心と全体の関係をより意識せねばならない。


直すべきところはこれ以外にもまだまだありますが、やはり痛感したのは「自分の研究すべきことを見定める」ことの重要性です。当たり前のことですが。授業やその他の問題への関心によってしょっちゅうブレてしまうのはよくないです。もちろん自分の研究テーマ以外のことを勉強するのは大切なことですが、バランスを考えないと。