がくしんとる

落ちたてほやほや。来年採用に向けて前を向く。

3. これからの研究計画 (2) 研究目的・内容

なんと・・・年明けてるし・・・しかももう2月だし・・・
誰だ10月中に見直しするとほざいていたやつは・・・
11月から1月にかけて色々ありまして、学振のこと完全にサボってました。

ただ、この間、助成金の申請書やら研究計画書やら発表原稿やら論文やらをいくつか書く機会があり、それなりに考えはまとめていたので、その経験を活かしつつ今年の申請書を仕上げていきたいと思います。どんな人がこんなとこ覗いていらっしゃるのか知らないけど。


3. これからの研究計画 (2) 研究目的・内容 のだめなところ

  1. 研究目的、研究方法、研究計画を一箇所にまとめている。
  2. 研究内容に紙面の3/4を割いており、詳しく書きすぎている。
  3. 太字で強調している研究の小テーマが簡潔ではあるが、分かりにくい。
  4. 無駄な言葉が多い気がする。まわりくどい。
  5. 研究目的を細分化したため、目的が定まらずに散らばっているように見える。

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1. 研究目的、研究方法、研究計画を一箇所にまとめている。

目的と方法とを分け、明確に述べるべきだった。すべてがまとまっているので、どこからどこまでが目的で方法なのかがひと目で分からない。目的1→方法1→目的2→方法2→目的3→方法3、という書き方よりも、目的と方法とをまとめて示したほうが読みやすい。

2. 研究内容に紙面の3/4を割いており、詳しく書きすぎている。

専門的な割には、研究内容から「研究計画」がさっぱり見えてこない。具体的に誰の何を参考にしながら、どこの何を明らかにするのか、その道筋がはっきりしない。そもそも、1/4の文章のうちに詰め込んだ研究計画など「計画」と呼ぶには値しないわけで、研究内容のところで具体的な計画を提示するべきだった。

3. 太字で強調している研究の小テーマが簡潔ではあるが、分かりにくい。

概念をただいたずらに弄しているだけに見える。ある概念を扱い、その意義や中身を明らかにしたい、ということを述べているだけで、なぜその概念を扱うべきなのか、という根本的な研究動機が分からない。仮に自分が使っている言葉を別の専門領域のタームに置き換えてみたらと考えると・・・いかに無意味なことをぐだぐだと説明していることか。

4. 無駄な言葉が多い気がする。まわりくどい。

たとえば、「AとBの関係性」と書けば済むところを、「AとBはどのような関係にあるか」というふうに書いていて、まわりくどいし、スペースの無駄遣いをしている。本当は書かないといけないことが他にもたくさんあるのに、なぜか字数稼ぎをしているように見える。

5. 研究目的を細分化したため、目的が定まらずに散らばっているように見える。

大きな研究目的より、年ごとの計画に合わせて細分化した目的のほうが目立ってしまい、「あれもこれも」状態になっている。研究目的を分けるより、ひとつの研究目的に対して計画を分けて書くほうが明らかに分かりやすいし、自分が結局のところ何をしようとしているのかを読み手に印象づけられると思う。

 

申請書5ページの②のところに、「どのような計画で、何を、どこまで明らかにするのか、具体的に記入してください」とあるが、素直にこの通りに書けばいい。①の「研究目的、研究方法、研究内容について記述してください」という指示を、②に照らして分かりやすく書くなら、「とにかく何のために、どうやって、何をするのか明確に書け(具体的な計画についてはそのあと書いたらいいからさ)」ということである。

今更何を言っているんだという感じだが、これを忠実に守らないがために、去年はぐだぐだの申請書になってしまったのだ・・・。

3. これからの研究計画 (1) 研究の背景

「学振」と検索してあちこち回っていると、ときにはグサリとくるものにも出くわします。「取れないほうがおかしい」「『申請書の書き方』など別に見る必要もないほど当たり前のものばかり」「学振とか余裕。自分も周りもみんな通ってる」等々。よほど優秀な方々なのでしょう、世界的権威になられる日が楽しみです(棒読み)。

さて、申請書の検討の続きです。前回と同様、気づいた点を箇条書きします。

3. これからの研究計画 (1) 研究の背景 のだめなところ

  1. これまでの研究とこれからの研究との関連性が不明確
  2. 内容が専門的になりすぎている
  3. 現時点で問題がどこまで把握できているか曖昧
  4. 問題点を複数書いているため、結局研究のゴールは何なのかが分からない

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1. これまでの研究とこれからの研究との関連性が不明確

「これまでは〜〜〜を研究してきた。そしてこの研究は・・・によってさらに発展させることができる」と書くだけで、過去と未来のつながりがさっぱり見えてこない。なぜこのような書き方をしてしまったのか。

2. 内容が専門的になりすぎている

これからの研究が、このテーマの先行研究の中でどのように位置づけられるのかが書かれていない。これから取り組む問題が「なぜ問題なのか」を細かく書きすぎていて、「これまでどう対処されてきたか」「この問題をどう解決するか」「解決した暁にはどういう貢献ができるか」の部分がおそろしく弱い。

3. 現時点で問題がどこまで把握できているか曖昧

専門的で込み入った内容であり、見る人が見れば分かってもらえるかもしれないが、専門外の人が読んだらなんのこっちゃだと思う。たとえば「Aの問題はBと関係しており、Cを明らかにするためにはDを深く考察せねばならない」という文のA〜Dがすべて「特定の専門家でないとピンとこない概念」になっている。A〜Dがせめて学問領域や一般的な問題であれば、問題意識もより明確に伝わったはず。

4. 問題点を複数書いているため、結局研究のゴールは何なのかが分からない

ここは結局、今後2年間で進める研究計画の杜撰さの表れだと思う。軸がぶれているようにしか見えないし、しかもスケールが大きすぎておよそ2年では達成できそうにないテーマを2つもぶち上げたかたちになってしまっている。

・・・ダメすぎる。3・4月の自分は一体何を考えていたのか・・・

2. 現在までの研究状況

週明けからと言いながら火曜日になってしまいましたが、今日から申請書の比較をしていきたいと思います。比べるのは、今回の自分の申請書と、ネットで見ることができる採択された申請書。全部で7ページ。1日1ページずつチェックして、この1週間でまず気づいたことを書いていきます。1日1ページはやはり無理がありました。今月中に終わらせるのを目処に進めていきます。

参考にさせていただいたのは以下のサイト▽


同サイトで提供されている「そこそこテンプレート」も参照します。そもそも自分の申請書は60点に到達しているのかどうか・・・。単なる怠慢ですが、これまで申請書をそれほどたくさんの先例や形式に関するチェックリストに照らし合わせて丁寧に見たことはありませんでした。そやから落ちるんや。

2. 現在までの研究状況 のだめなところ

  1. 問題意識が明確でない。
  2. 何が問題なのか、ページの真ん中あたりまで読まないと分からない。
  3. 書くべき項目の順序が前後している。
  4. それぞれの項目と本文の対応関係が見えづらい。
  5. 字が小さい。
  6. 先行研究の出し方がいかにもサーベイの不十分さを露呈している。

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1. 問題意識が明確でない。

まず、「・・・を研究してきた」と最初に打ち出す一文が非常に回りくどい書き方になっている。そして、なぜその研究をしているのか、の理由が直後に書かれていない。しかも、テクニカルタームを説明なしにそのまま放置してしまっている。

2. 何が問題なのか、ページの真ん中あたりまで読まないと分からない。

これは非常にまずかった。自分の研究がなぜ必要なのか、そのテクニカルな理由(つまり現在の研究の問題点)が読み始めてすぐに出てこないと、読み手としては「冒頭と関係のないことを読まされている」とうんざりしたことと思う。

3. 書くべき項目の順序が前後している。

「これまでの研究の背景、問題点、解決方策、研究目的、研究方法、特色と独創的な点、これまでの研究経過及び得られた結果」をすべて書く、というのは鉄則だと言われているが、何を血迷ったか順番を入れ替えてしまった。これでは本当にすべての項目が書かれているのか上から読んでも分からなかっただろう。

4. それぞれの項目と本文の対応関係が見えづらい。

これも大変まずかったと思う。全項目を書いたはいいが、その対応関係が非常に見えにくい。素直に項目ごとに分けて書いておけばよかったと後悔。項目ごとに分けずにみっちり書いていて採択された申請書もあるが、その理由は業績欄を見たら納得できる。

5. 字が小さい。

10.5ptで行間にゆとりをもたせて書いたが、それでもやはり読みにくいかもしれない。採択された申請書にはそれくらいの大きさで、しかもより狭い行間で書かれたものもあるが(やはり業績がすごい)、やはり読みやすさを重視するならもっと大きな字(11-11.5pt)で書くべきだった。

6. 先行研究の出し方がいかにもサーベイの不十分さを露呈している。

先行研究と自分の研究との関係が見えづらい。先行研究の大枠を整理し、自分の研究がそのなかのどこに位置付けられるのかをもっと明確に打ち出す必要があった。自分の研究<それが求められる背景<他の研究のアプローチ<先行研究の主潮や方向性<領域全体の問題<現代社会の問題、という中心と全体の関係をより意識せねばならない。


直すべきところはこれ以外にもまだまだありますが、やはり痛感したのは「自分の研究すべきことを見定める」ことの重要性です。当たり前のことですが。授業やその他の問題への関心によってしょっちゅうブレてしまうのはよくないです。もちろん自分の研究テーマ以外のことを勉強するのは大切なことですが、バランスを考えないと。

申請書の比較

明日は講演会へ行くので、あまり時間は取れなさそうです。でも落ちた申請書と通った過去の先輩方の申請書との比較メモだけは電車の中などで作る予定です。

週が明けたら比較メモをここで整理していきたいと思います。ネット上で開示されているありがたい申請書に照らしつつ、できるだけ具体的に書きます。

とりあえず今日のところは仕事も済ませたので、ハロートークで毎日大量にメッセージを送ってくれる(嫌味ではない)ドイツ人に返事書いて、寝ます。

学振落ちた。

昨日、学振の結果発表でした。

楽しい週末のために週明けまで見ないでとっておきたい気分だったけど、当たり前のことながらいつ見たって結果は同じなので、見ました。

まあ惨敗です。

これで2回目ですが、落ちたことそのものより、1回目よりも評価が落ちてB→Cになっていたことにへこみました。手応えって当てにならんな。

帰宅後結果見て、指導教官に連絡して、世の院生と同様に(いや、実際知らんけど)Twitterで「学振」と検索して、飯食わずに寝ました。

指導教官以外の先生からも「まあそんなに落ち込まんと」とメールをいただきましたが、やはりくよくよはします。しますとも。

でもずっとくよくよしてられないので、情報収集も兼ねて来年の5月までの進捗を書いていくことにしました。この世界で生き残るために。

自己管理がめっぽう苦手で、はたから見たら「よくそんな態度で研究者目指すとか言ってられんな」と言われるような人間ですが、前向いて進みます。